2021.01.24
不動産会社が仲介できない物件
不動産会社が仲介できない物件がいくつかあります。
大きくは以下3つのパータンの場合は不動産会社は仲介することができません。
①新築マンション
②売主が新築戸建、中古戸建、中古マンションを直販して「レインズ」に物件情報を開示しない
③個人売主から売却依頼を受けている不動産会社が「レインズ」に物件情報を開示しない
※物件情報を開示しないとは、不動産会社専用の物件掲載サイト「レインズ」に登録しないということです。
不動産仲介会社は「レインズ」に掲載されていないと、そもそもその物件が売りに出されているのかも分かりません。
①新築マンション
新築マンションは、売主が広告宣言から営業まで完結しているため不動産会社は仲介できません。
販売戸数が多くても物件の所在地が1つのため売主が自力で販売できるということですかね。
※不動産会社が仲介することで営業力は期待できますが、成約した場合は不動産会社に仲介手数料を支払う必要があります。
②売主が新築戸建、中古戸建、中古マンションを直販して「レインズ」に物件情報を開示しない
物件を所有している売主は、「レインズ」に物件情報を開示しない
新築マンションと同じように自社で売り切ることができると考える場合は、不動産会社に物件情報を開示されません。
都心に行けば行くほど、この傾向は強くなります。
物件の流動性があるということが大きな要因です。
逆に言うと、物件の流動性がそれ程高くないエリアは売主がレインズに掲載して、不動産会社による販売を期待します。
ちなみに、弊社が物件掲載している朝霞市~川越市は比較的にレインズに物件が掲載されます。
平和で良いことです。
物件を仲介できないということは仕事ができないということになりますので凄く悲しいことです。
不動産会社が協力していくことは良いことですね。(^^)/
③個人売主から売却依頼を受けている不動産会社が「レインズ」に物件情報を開示しない
これは最悪です。
「レインズ」に掲載することで、日本中の不動産会社が物件を見ることができるので、その物件の販売力が高まります。
売却依頼を受けている不動産会社が買主を自社で見つけると仲介手数料を売主・買主の2人から受け取ることができます。両手仲介です。両手仲介をするために「レインズ」に物件情報を開示しないとう業者がいます。
買主を見つけているので問題ないのでは?と思う方もいるかもしれませんが問題あります。
まず、買主を見つける時間がかかる可能性がある。また中々売れなければ値下げしていく必要性がでてきます。
情報が開示されていれば本来高値で売れていた可能性もあります。
売主と売却依頼を受けている不動産会社との媒介契約の仕方(一般媒介)によっては「レインズ」の掲載義務はありませんが、売主がそれを理解していない場合は売主に対する背信行為です。
都心に行けば行く程、このような業者は多いですね。
ちなみに、弊社が物件掲載している朝霞市~川越市は比較的にそのような業者が少ないと思います。
平和で良いことです。(^^)/
最後に、なぜこのようなことを書いたかと言えば、先日お客様より、SUUMOに掲載している新築戸建物の内見依頼を頂いたのですが、「レインズ」を確認したところその物件が掲載されていませんでした。まさか・・・売主に確認したところ仲介できないと言われてしまいました。
悲しかったです。
この悲しい気持ちをお伝えしたく、長々とブログを書いてしまいました。
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